国際的視点に立ち、地域社会のために、「知のかけ算」を。

琉球大学
「国際地域創造学部」認可決定

Faculty of Global and Regional Studies
University of the Ryukyus
最終更新日 :  2017-08-23

2017/08/23

「国際地域創造学部」の設置が認可された。

2017/06/15

「国際地域創造学部(仮称)」学部説明内容開設。

「国際地域創造学部」は、グローバルとローカルの視点を併せ持つ
〝産業振興・地域振興・文化振興〟の人材を育成する学部です。
「国際地域創造学部」デジタル版パンフレット

「国際地域創造学部」について

知のかけ算 -「複眼的思考への誘い」

 インターネットが張り巡らされている現代社会においては、それまでは関わりがないと考えられていた物事も、思いもよらないことがきっかけとなって、つながってしまう可能性があります。
 学問の世界も同じです。例えば、「外⁄内」など、物事を二分化する考え方にも変化が求められるようになりました。それまでは切り離されていた異なるものを融合させ、その化学反応から次世代を切り開く新しい知が生まれることが期待されているのです。
 このような時代の変化に対応するため、琉球大学では、2018 年度(平成30 年度)から、法文学部の4 専攻、そして観光産業科学部の2 学科の組織を再編して「国際地域創造学部」とし、未来志向型の新たな教育カリキュラムをスタートさせる準備を進めています。
 私たちの考える「未来志向型の教育」とは、地域性と国際性を合わせた複眼的思考によって、「地域振興」、「産業振興」、「文化振興」に貢献できる人材の育成をめざす教育です。そのカリキュラムの最大の特徴は、入学から専門教育(プログラム)に入るまでの期間(昼間主では3学期間、夜間主では2学期間)、「観光学」、「経営学」、「経済学」、「語学」、「地理学」、「歴史学」、「人類学」といった分野から横断的に学ぶことができるしくみになっているという点です。多様な専門分野は、これまで個別に発展してきました。しかし、これからの時代は、多様な専門分野の融合を図り、より幅広い視野から問題解決に取り組む能力が求められます。学問的知見にもとづく論理的思考と、それを応用できる実践力を培う「国際地域創造学部」の教育カリキュラムは、学生の視野を広げ、自律的な問題意識の形成を促し、問題解決力を向上させることを主眼としています。
 また、専門教育課程でどの履修プログラムに進むかが決定した後でも、意欲があれば、異なる分野の専門知識に触れることも可能です。同じ学部の異なる専門知識を持つ学生との積極的な知的交流から、将来につながる人的ネットワークを築くこともできるでしょう。このように新学部では「知のかけ算」ができるよう、様々な工夫が構想されています。

育成する人材像

グローバルとローカルを併せ持つ視野によって、地域社会における現代的課題の解決や国内外の産業・文化の振興に寄与できる人材を育成する。

産業振興

■リーディング産業(観光、情報通信、金融など)を担う実践力のある人材。
■幅広い知識とマネジメント能力を有し、新たな産業を創出できる人材。

地域振興

■幅広い知識を持ち、地域の課題解決に貢献できる人材。
■地域の多様な人的ネットワークと連携できる人材。

文化振興

■文化や価値観の多様性を理解し、グローバルな視点から文化の保全、継承、創造、発展に貢献できる人材。
 

Admission Policy

■地域の文化・社会について多様な学問的見地から興味を持ち、主体性をもって課題に取り組み、そしてより良い課題解決のために様々な立場の人々と意見を交換しつつ実行することができる人。

■現代の地域・国際社会をめぐる多様な課題に対して関心を持ち、自らの感性と経験をとおして他者や社会へと関わり、得られた知見を社会全般に還元する態度を備えている人。

■21 世紀型市民として必要な学際的教養を身につける意欲を持ち、他者や異文化の持つ多様な価値観に対して柔軟な態度を身につけている人。

カリキュラム特長

知的創造力と実践力を高めるカリキュラム
Develop Your Knowledge, Creativity, and Skills

昼間主[1年次から2年次前期まで]
夜間主[1年次まで]

各プログラムに共通する基礎科目を通して、国際社会および地域社会の課題について幅広く学び、視野を広げます。語学力や学問の方法など、将来進みたい専門分野を選択する際に必要となる基礎的知識や技術を高める時期です。

昼間主[2年次後期]
夜間主[2年次]

それまでに培ってきた知識や技術、興味や関心にもとづいて、専門分野を決定します。自らが選択した分野における専門科目の履修を通して、解決すべき課題を発見し、それに対する理解を深め、自らの答えを模索しながら、思考力と実践力をさらに磨きます。

昼間主・夜間主[3年次]
昼間主・夜間主[4年次]

強固な基礎力にもとづいた専門性や技術と、異分野を俯瞰できる柔軟で幅広い知識によって、最終的には地域や国際社会が直面する課題の解決に挑戦します。

 

選抜方法

昼間主(265名)

一般入試(前期日程)

●大学入試センター試験(6 教科6 科目もしくは6 教科7 科目、または5 教科6 科目もしくは5 教科7 科目)
●個別学力試験:
A 方式(国際的思考系):英語(英語運用能力と国際的課題をめぐる思考力を問う問題)
B 方式(論理的思考系):小論文(論理的思考を測る小論文問題)
C 方式(数学的思考系):数学(数学的思考力を測る数学の問題)
       
 

一般入試(後期日程)

●大学入試センター試験(6 教科6 科目もしくは6 教科7 科目、または5 教科6 科目もしくは5 教科7 科目)
●個別学力試験:
A 方式(国際的思考系):小論文(英語資料読解による小論文問題)
B 方式(論理的思考系):小論文(論理的思考を測る小論文問題)
       
 

推薦入試 Ⅰ

●大学入試センター試験を課さず、小論文、面接及び提出書類(調査書等)と合わせて総合的に判断して選考します。
       
 

 

夜間主(80名)

一般入試(前期日程) 

●大学入試センター試験(6教科6科目又は6教科7科目)
●個別学力試験:
A 方式(国際的思考系):英語(英語運用能力と国際的課題をめぐる思考力を問う問題)
B 方式(論理的思考系):小論文(論理的思考を測る小論文問題)
       
 

一般入試(後期日程) 

●大学入試センター試験(4 教科4 科目)
●個別学力試験:
A 方式(国際的思考系):小論文(英語資料読解による小論文問題)
B 方式(論理的思考系):小論文(論理的思考を測る小論文問題)
       
 

推薦入試 Ⅰ

●大学入試センター試験を課さず、小論文、面接及び提出書類(調査書等)と合わせて総合的に判断して選考します。
       
 

社会人特別入試

●大学入試センター試験を課さず、小論文、面接及び提出書類(調査書等)と合わせて総合的に判断して選考します。
       
 

■上記のほか、帰国子女特別入試、私費外国人留学生入試及び3年次編入学試験を実施する予定。

専門プログラムの紹介

観光地域デザイン
プログラム(昼)

Tourism
 

観光地域デザインプログラムでは、地域社会が抱える課題を的確に把握・分析する能力と、観光にかかわるマネジメントの問題解決を行う能力の習得を図ります。こうした多様な能力を活かして、観光を通した地域振興や産業振興にリーダーシップを発揮できる人材を育成します。「持続可能な観光」の考え方を基本に、多彩な専門科目と海外研修を含む実践型教育を通じて学生の国際感覚を養います。

経営プログラム
(昼・ )

Management
   

経営プログラムでは、経営学、マーケティング、会計学という3つの専門分野を中心に学習し、そこで得られた経営の専門的知識をベースに、産業振興および地域振興に貢献できる実践的かつ創造的な思考を有する人材の育成を目指します。また、公認会計士、税理士、中小企業診断士など高難度の資格取得に向けたきめ細かい教育も行います。

経済学プログラム
(昼・ )

Economics
 

経済学プログラムでは、経済学の基礎~応用からデータリテラシーを含めた実践までを一貫したカリキュラムとして提供します。この体系的学習を通じ、公共機関の政策立案や企業の経営判断といった、多様な現実の課題に対して合理的な改善・解決を図るための経済学的思考力を養います。国や自治体、金融機関、民間企業など多くの現場で活躍できる専門性と実践力を兼ね備えた人材の育成によって地域や産業の振興に貢献します。

国際言語文化プログラム(昼・ )

Global Languages and Cultures 

国際言語文化プログラムには、イギリスやアメリカの言語や文学を学ぶ英語文化履修コースと、ドイツ・フランス・スペインとスペイン語圏(中南米)の言語・文学・文化について専門的に学ぶことができるヨーロッパ文化履修コース、外国人留学生を対象とする日本・国際事情履修コースがあります。グローバル化に伴う国際および地域社会の要請に適切に対応できる外国語運用能力、異文化理解力、国際感覚を養います。英語教員(中学・高校)はもとより、語学力が必要とされる多様な分野で活躍できる人材を育成します。

地域文化科学プログラム(昼)

Geography, History, and Anthropology 

地域文化科学プログラムは、地理学、歴史学、人類学という3 つの学術分野から構成されています。フィールドワークや史料読解などの実践的な学びを通して、多角的な視点から文化を理解できる力や、自律的に課題を解決できる力を身につけます。教員免許( 中学校社会・高等学校地理歴史科) や博物館学芸員など、専門性を活かした各種資格の取得が可能であることも大きな特色です。

● 新学部の再編により、各プログラムで開講される専門科目の変動はありますが、学べる専門領域の内容は旧学部から継承されています。

資格と就職先

教職課程を開設するプログラムと取得できる教員免許の種類 (申請中)

●国際言語文化プログラム( 昼・夜):「中学英語」、「高校英語」
●経済学プログラム:「中学社会」
●地域文化科学プログラム:「中学社会」、「高校地歴」
ただし、文部科学省の審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

現観光産業科学部・法文学部卒業生の主な就職先(平成28年度の実績)

■製造業:沖縄森永乳業株式会社、株式会社新東京フード、沖縄ユーシーシーコーヒー株式会社、ぺんてる株式会社、株式会社リュウクス、日本発条株式会社、株式会社アウトソーシングテクノロジー、東芝メディカルシステムズ株式会社、久光製薬株式会社、沖縄コカ・コーラボトリング株式会社、株式会社オリオンビール、 
■電気・ガス・熱供給・水道業:沖縄電力株式会社、大東ガスパートナー、日本テクノ株式会社、マルヰ産業株式会社 
■情報通信業(電気通信、放送、IT、新聞、出版、映像・音声・文字情報製作等):ANAシステムズ株式会社、DIR インフォメーションシステムズ株式会社、JMテクノロジー株式会社、NECソリューションイノベーター株式会社、NHK沖縄放送局、NHK熊本放送局、NTT 西日本、沖縄広告株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、沖縄テレビ放送株式会社、公益財団法人日本道路交通情報センター、日産車体コンピュータサービス株式会社、日本電気株式会社、ビクターミュージック、ベイシスホールディングス株式会社、株式会社JTB コミュニケーションズ九州、株式会社ゼンリンインターマップ、株式会社電通沖縄、株式会社ビーンズラボ、富士通株式会社 
■運輸業、郵便業(鉄道、道路旅客、貨物運送、水運、航空運輸 等) ※郵便局を除く:ANA ウイングス株式会社、ANA沖縄空港株式会社、JAL スカイエアポート沖縄株式会社、SG ホールディングス株式会社、沖縄ヤマト運輸株式会社、全日本空輸株式会社、日本トランスオーシャン航空株式会社、琉球エアコミューター株式会社 
■卸売業、小売業:沖縄ヤクルト株式会社、株式会社ユニクロ、扶桑薬品工業株式会社、三井物産株式会社、ユザワヤ商事株式会社、株式会社サンエー、株式会社ドン・キホーテ、株式会社モンベル、株式会社リウボウインダストリー、株式会社リウボウストア、株式会社ローソン、 
■金融業、保険業: JA 共済連沖縄支部、沖縄振興開発金融公庫、株式会社沖縄銀行、株式会社琉球銀行、シティグループ証券株式会社、シティバンク証券、シティバンク銀行株式会社、全国共済農業協同組合連合会、損保ジャパン日本興亜株式会社、大同火災海上保険株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、日本銀行、沖縄振興開発金融公庫、株式会社琉球リース、株式会社沖縄海邦銀行、明治安田生命保険相互会社
■不動産業、物品賃貸業:House do 株式会社那覇新都心店、イオンモール株式会社、那覇空港ビルディング株式会社、三井不動産リアルティ株式会社、株式会社住太郎ホーム、株式会社大鏡建設、全保連株式会社 
■宿泊業、飲食サービス業:WBF リゾート沖縄株式会社、スターバックスジャパン株式会社、ヒルトン沖縄北谷リゾート、フォーモストブルーシール株式会社、株式会社ザ・テラスホテルズ、株式会社ロワジール・ホテルズ那覇 
■教育、学習支援業:各種小学校、中学校、高校、大学、専門学校 
■複合サービス事業(郵便局、協同組合 等):JAながさき西海、沖縄県農業協同組合、大学生活協同組合北海道事業連合、日本郵便株式会社 
■公務:市役所、県庁、警察、国税局、税関、沖縄防衛局、航空自衛隊、裁判所、那覇地方検察庁、那覇地方法務局、福岡入国管理局沖縄支部、労働局、内閣府沖縄総合事務局 
■生活関連サービス業、娯楽業(理容、美容、冠婚葬祭、旅行業、劇場、遊技場 等):JAL スカイエアポート沖縄株式会社、JTB Pte Ltd、沖縄ツーリスト株式会社、沖縄ワタベウェディング株式会社、株式会社日本旅行、タイムズモビリティネットワークス株式会社、吉本興業株式会社、株式会社HIS 沖縄

Q&A

[入試方法] 

Q:国際地域創造学部の論理的思考系(小論文)の試験は地理歴史人類学専攻とヨーロッパ文化専攻を踏まえている形だと思われますが,実際生徒の小論文指導するときは両方の傾向と対策をとらないといけないのでしょうか?

組織が変わり、新しい学部・学科となるので、新体制に合わせた対策が必要になります。どのような内容になるかは今の時点では回答できませんが、アドミッションポリシー等を踏まえて、一般的な小論文の指導をしてください。

 

Q:専門高校枠は設けますか?

若干人数は減りますが,専門高校枠は維持する予定です。なお,専門高校枠の人数については,7月上~中旬に発行予定の入学者選抜要項に掲載する予定です。選抜要項の発刊は,毎年,本学ホームページと県内高校進路指導部宛にFAXを送付するなど周知しています。

 

Q: 推薦の各高校から何名推薦できますか。現在未定ならいつ頃わかりますか?

7月上~中旬頃に発行する予定の入学者選抜要項での発表になります。

[カリキュラム、配属、資格・免許]

Q:学科単位での大括りの選抜になり、2年次後期(昼間主)あるいは2年次前期(夜間主)に学生の配属が決まるということですが、学生が希望どおり配属されない場合があるということですか?

現時点では、学生本人の希望と成績(昼間主コースは3箇学期、夜間主コースは2箇学期)を判定基準として、プログラムの配属を決定することになっています。なるべく希望どおりのプログラムに配属するために、1)オリエンテーション時に各プログラムの履修条件(必修や選択必修等)を丁寧に説明すること、2)指導教員による個別履修指導の際にプログラム選定に関する説明と相談に応じる、等の対応をする予定です。

 

お問い合わせ

法文学部・観光産業科学部 学務担当    Phone: 098-895-8184 / Fax: 098-895-8187