カリキュラム

Curriculum

国際言語文化

国際言語文化プログラムは、英米、ドイツ、フランス、スペイン各言語圏の言語、文学、文化を包括的かつ専門的に学びたい学生や、日本語や日本事情について学びたい外国人留学生のためのプログラムです。本プログラムの学生は、言語、文学、文化の専門的な授業や、ネイティブ・スピーカーの先生による授業、留学生との交流、そして英語圏やヨーロッパ(または南米)での研修などを通して、高度な外国語運用能力の獲得をめざします。英語には、昼間主コースのほか、社会人や働く学生も学ぶことができる夜間主コースもあります。また、本プログラムは、沖縄で唯一、ドイツ・フランス・スペイン語圏の言語、文学、文化について専門的に学ぶことができるプログラムでもあります。自分の選んだ言語の習得を通して、その文化や社会を深く知り、世界の人々と自由自在に対話する力を獲得できたら、それまで遠いと思っていた「世界」は案外あなたの身近にあることを実感できるでしょう。

活動状況

海外文化研修 in ハワイ

Aloha! Our students had the chance for many hands-on learning experiences in Hawaiʻi. Here you can see students making traditional Hawaiian leis and learning the Hawaiian language. They also had a chance to travel around the beautiful island of Oahu, learning about the culture and history of Hawaiʻi.

ヨーロッパ文化研修(フランス)

国際言語文化プログラムでは、ドイツ語、フランス語、スペイン語言語圏への異文化実地研修を各言語とも2年に一度実施しています。ヨーロッパ言語を世界中から来た学生たちと楽しく学び、歴史薫る文化を肌で感じる研修です。

教員からのメッセージ

高良 宣孝 准教授(専門分野:コミュニケーション)

 世界共通語としての地位を確立している英語。では、イギリス人とアメリカ人の話す英語は同じなのか。インドやシンガポールの人々の話す英語はイギリス・アメリカの人々の話す英語と比べて何が違うのか。私が担当する「英語の多様性と文化」では、様々な言語や文化の影響を受けている「世界各地で話されている英語」を「World Englishes」として捉え、それらの英語の発音・文法・語彙について考えていきます。

西森 和広 教授(専門分野:フランス文学)

いきなりで申し訳ありませんが、この頃「老い」を感じます。寝つきの悪いせいか、文学研究という私の「見果てぬ夢」も薄れがちです。「私も三十歳という年齢を過ぎると、精神も肉体も、増すよりは減ったし、前進するよりは後退したと信じている」(モンテーニュ『エセー』)。「年月が過ぎた。彼は知性の無為と心情の無気力をかろうじて堪えている状態であった」(フローベール『感情教育』)。「ただ残念でならぬのは、この悟りの来ようが遅すぎてな、この償いをつけるために、魂の光明となるような書物を読む間のないことじゃ」(セルバンテス『ドン・キホーテ』)。しかし「何はともあれ、わたしたちの畑を耕さねばなりません」(ヴォルテール『カンディード』)。皆さんが、若いうちに知性の畑を耕されますことを、ご祈念いたします(引用はすべて岩波文庫版より。入学したら誰が誰なのか学んでください)。

教員一覧

英語文化

ヨーロッパ文化

学生の声

上原 純一さん(国際言語文化プログラム ヨーロッパ言語文化コース3年次) 

国際言語文化プログラムでは、英米・ドイツ・フランス・スペインの4言語圏の言語や文化、文学などを学ぶことができます。私はドイツ語を専攻していますが、ヨーロッパ言語文化コースが提供している必修科目などを通して、ドイツ文化に限らずフランスやスペインなどの文学や文化も学んでおります。ドイツ、フランス、スペインには琉球大学の協定校が存在し、それぞれの国に交換留学をすることが可能です。その交換留学制度を利用して私は4年次の春からドイツに留学したいなと考えております。また琉球大学にもそれぞれの国から交換留学生がやってくるため、琉球大学学内での国際交流が可能であることも魅力の一つだと私は思います。

金城 圭吾さん(英語文化専攻2018年3月卒業)

 私はアメリカのマイノリティ文学を勉強して、「真実」を明らかにするためには、多数派だけでなく少数派の「声」も拾うことが重要だと知り、それが 報道の仕事へと進むきっかけとなりました。しかし、文学を通して「批判的思考」や「想像力」を養うことは、就職活動を成功させるだけでなく、人生をより良い方向へ導いてくれると思っています。

学生の主な就職先(法文学部 英語・ヨーロッパ文化専攻実績)

業界社名
公務官公庁公務員、県庁職員、市町村職員、航空管制官、中・高学校英語教員、警察官、外交官支援員、国家公務員
教育・学習支援業琉球大学職員、沖縄科学技術大学院大学職員
情報通信業沖縄タイムス、琉球新報、NHK沖縄放送局、琉球放送、琉球朝日放送、沖縄テクノス、講談社
金融・保険業シティバンク、琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、労働金庫、安藤証券、大同火災
専門サービス業EY税理士法人
小売業サンエー、イオン、りゅうせき
宿泊業かりゆしホテルグループ、ヒルトングループ、ソラーレ・ホテルズ・アンド・リゾーツ
運輸業JTA、全日空、フィンランド航空
旅行業JTB沖縄、沖縄ツーリスト、ジャンボツアーズ
製造業明治製菓、オリオンビール、ポンパドウル、ホシザキ
流通業I-Logistics
アパレル産業CHANEL
飲食業NRE日本レストランエンタプライズ
公益財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団
専門・技術サービス業広告代理店
複合サービス事業JA
大学院進学

「国際言語文化プログラム」昼間主コースの卒業要件

  • 卒業単位は合計124単位以上とする。
  • 共通教育科目は30単位とする。
  • 専門科目は94単位以上とする。詳しい科目内容は近日公開。

「国際言語文化プログラム」夜間主コースの卒業要件

  • 卒業単位は合計124単位以上とする。
  • 共通教育科目は40単位とする。
  • 専門科目は84単位以上とする。詳しい科目内容は近日公開。

法文学部のホームページ

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