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令和4年6月8日(水)、第63回懸賞論文(経済の部)(主催:公益財団法人 みずほ学術振興財団)の入選者表彰式が開催され、本学部卒業生の比嘉 勇満さん(応募当時:国際地域創造学部経済学プログラム 4年)が2等を受賞しました。

同懸賞論文は、大学生、大学院生、社会人(35歳以下)が、「法律の部」、「経済の部」のそれぞれにおいて与えられた論題の中から1題を選択して応募するもので、入選者(1等、2等、3等、佳作)には学術奨励金が進呈されます。

比嘉さんは、「経済の部」の「日本経済のデジタル化と生産性」という論題で、IT(情報技術)資産の蓄積が付加価値や労働生産性に与える影響について、先行研究を踏まえながらデータ分析を行い、日本がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める上での課題を考察しました。

そして、緻密かつ地道なデータ作成・整理作業を行った上で、企業規模別・産業別の分析を行い、IT資産の蓄積が大企業・中堅企業の労働生産性にはプラスに働くのに対し、中小企業では有意な結論を得られないことを明らかにした点が評価され、見事2等(学術奨励金30万円)を受賞しました。なお、今回、1等の受賞対象者はありませんでした。

比嘉さんは、本学部で学んだ経済学やデータサイエンスの知識と経験を活かし、現在富士通Japan株式会社で活躍されています。

比嘉さんのコメント

私の大学生活の中で最も力を入れたのがゼミでの研究活動でした。その集大成として執筆した卒業論文で今回、こうした賞を頂くことができ、とても嬉しい限りです。これもひとえに獺口教授をはじめ、ゼミ活動を共に過ごした仲間達やお世話になった先輩方のおかげです。心より感謝申し上げます。これからは社会人として、ゼミ活動の中で学んだことを活かし、成長していけるよう日々精進して参ります。

獺口 浩一教授(ゼミ指導教員・本学部経済学プログラム)のコメント

ゼミ活動を通して、計量経済分析やデータサイエンスの知識と技能を熱心に深めた比嘉くんの努力が実を結んだことを非常に嬉しく思います。就職活動終了後から懸賞論文への応募を意識しつつ卒業研究に打ち込み、その成果が外部からも認められたのは素晴らしいことです。「労作」と評して下さった選考委員の先生方にお礼申し上げます。

参考:【公益財団法人 みずほ学術振興財団】第63回懸賞論文募集要項(経済の部)
参考:【公益財団法人 みずほ学術振興財団】第63回懸賞論文募集要項(経済の部)

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